35歳の転職
2025/07/23 | 雑談

35歳の転職

⚠️本記事は基本的にインフラエンジニアの方で転職活動中もしくは転職したい方向けになっております。転職活動の対策の助けになればと思います。

はじめまして。Kojiroと申します。
2024年11月に5年勤めた会社を辞め、2025年12月に新しい会社に転職したのですが、2025年7月に辞めてしまいました;(辞めた理由は端的に言うと人間関係です。)

 

すでに転職を4回している状況かつ1年未満の早期退職ということもあり次の転職先を決めるのに苦労するだろうという思いで、5回目の転職活動に臨みました。

 

転職時のキャリア・スキル

私の転職時のキャリアはインフラエンジニアを10年、セキュリティエンジニアを半年ほど経験しており、新卒で入社して1カ月ほどで辞めた探偵事務所を除けばほとんどIT業界で働いておりました。

スキルですが、インフラエンジニアの中身はオンプレが5年、クラウド(基本的にAWS)が5年ほどやっており、サーバのリソース設計やWindowsOSとLinuxOS、ネットワーク、Web、DB、Webアプリケーションフレームワーク、コンテナアーキテクチャ、セキュリティの知識、チームのリード経験があり、世の中で言うところのシニアエンジニアレベルでした。

 

転職の内容

概要

はじめに転職の期間ですが、最初の求人に応募してから内定が出るまでの転職期間は1カ月と3週間ほど要しました。

応募求人はインフラエンジニアに絞り活動し、結果としては3社内定をいただけました。

 

利用エージェント

エージェントはギークリー、レバテック、CloudLink3社利用し、内定頂いた3社ともにギークリーから応募した求人でした。
 

初めて複数のエージェントを利用したのですが、複数のエージェントを利用するのはスケジュール管理が難しいと感じました。自宅の卓上カレンダーに予定を書き入れて管理していましたが、選考先各社とのスケジュール調整時には、複数の日程を提示することになるので提示した日程も管理対象にしなければならなかったので、管理できるツールがあれば良いなと感じました。

 

エージェント3社の感想ですが、ギークリーは求人検索・選考管理のWebアプリが選考状況や日程が一ページに見やすくまとめられていて使いやすかったです。担当エージェントの方は良くも悪くも普通でした。要望に沿った求人を一緒に探してくれて、応募したらその後は良しなにやっていくスタイルだったので、やり方は担当によるかもですが、干渉してほしくない方はやりやすいと思います!

レバテックは求人検索・選考管理のWebアプリのUIが微妙で選考企業の日程が表示されず、自分で管理しなければならなかったです。担当エージェントの方は週一回のミーティングを設定してくれたり、レバテックの求人から絶対に決めさせたいみたいな明け透けな態度もなく、親身になってくれる方で好印象でした!

 

CloudLinkはユーザーが利用できる選考管理システムはありませんでした。担当エージェントの方は便りにならない方で、私にオンラインMTGのURLの連携をし忘れたり、応募依頼した求人を忘れるなど最低でした。

 

選考の詳細

各選考の合否について下記表にまとめました。

※最終面接が2次選考の会社と3次選考の会社があり、煩雑になるので表に内定有無は記載していません。
 

選考選考数合格数不合格数通過率
書類選考(応募数)26社14社12社53.8%
1次選考14社9社5社(内:辞退が4社)64.3%
適正検査・試験9社7社2社77.8%
2次選考8社5社3社(内:辞退が1社)62.5%
3次選考3社1社2社33.3%

※2次選考の選考数について、1次選考の後適正検査・試験がない会社が1件あり、1次選考の前に適正検査・試験を実施する会社があり、その会社は不合格となったため、選考数が8社となっています。

ギークリーによると通過率は下記の通りであるため、書類選考と1次選考の通過率がかなり良かったです。

ギークリーより抜粋

 

適正検査・試験の詳細

適正検査・試験の内容を表にまとめました。

テストの種類企業数サービス
知能テスト+適正検査4件arorua(2件),GMAP(1件),クレペリン検査+適正検査(1件)
知能テスト+適正検査,コーディングテスト1件arorua,HireRoo
インフラエンジニア試験1件Tracks
オリジナル試験3件

 

オリジナル試験は適正検査、コーディングテスト(アルゴリズム)、コンテナアーキテクチャ設計があり、適正検査はWebフォームで回答し、コーディングテストとアーキテクチャ設計はテキストデータをもらい、2次選考のタイミングで回答内容を自分で解説し、面接官からの質問(実装理由や他の方法は考えたか)に回答していきました。

 

サービスの内容についてですが、arorua,GMAPはいわゆるSPI試験になっており、性格検査と能力検査(言語・非言語)を問う内容です。非言語検査は”速さ・時間・距離”や”確率”、”場合の数”が出てきたので、解の出し方を忘れている方は対策しておいた方が良いです。
私はSPIオンラインを利用して勉強し直しました。
(SPIオンラインさんありがとうございました。mm)

 

HireRooのコーディング試験は下記画像のように説明通りにプログラミングしていくものになっており、問題は基本的な構文(If文やループ、配列)がわかっていれば回答できるものになっていました。

PRTIMESより抜粋


Tracksのインフラエンジニア試験は4択問題になっており、問題数は20程度だったと記憶しています。また問題の内容はIPアドレスのクラスを問う内容やAWSのIAMについてなどになっていました。

ちなみに不合格となった2件はクレペリン検査+適正検査とarorua+HireRooでした。不合格の理由は教えて頂けていないので、わかりません。クレペリン検査は試験用紙がレターパックで送られてきて、事前に送られてきた音声データを聞きながら試験を実施しました。

 

面接の内容

どこの会社も1次面接と最終面接の流れはこんな感じでした。

1次面接

1.面接官の自己紹介
2.候補者の自己紹介
3.面接官からの質問
 ・転職理由
 ・転職の軸
 ・スキル系の質問
4.候補者から質問

 

最終選考

1.面接官の自己紹介
2.候補者の自己紹介
3.面接官からの質問
 ・会社や事業についての質問
 ・文化について、どう受け止めているか
4.候補者から質問


最終面接ではない2次面接は多種多様で、1次面接の深堀りをするパターンやスキルのみを深堀するパターン、部署や業務の紹介、展望を教えてもらうパターンがありました。

 

転職活動を終えて

感想

転職活動を開始して1カ月間はほぼ毎日面接があり、転職活動はじっくりやるに限るなと思いました;

スケジュール管理も難しいとは思いましたが、企業研究や企業ごとに質問を考える時間や適正検査・試験への対応を捻出するのにも苦労しました。

また、売り手市場ということもあり、求人も多くて特定のエージェントからしか応募できないものなどがあり、転職先を選ぶなら情報収集はじっくりやるべきだと思います。
これまでの転職経験から選考中に違和感がある人物がいたら、辞退した方が良いと思います。会社は良くても配属グループのメンバーと馬が合わなければ辞めることになると思うので。 


最後に

前職は人間関係で失敗したので、内定頂けた企業様には追加でメンバーとの面談を依頼させていただき、対応頂けたこと感謝しております。